2006年05月14日

ストーマってなあに?

今更ながら、ストーマってなに?
という質問を受けるので、簡単にどんなものか書いておこう。

ストーマっていうのは、人工肛門のことで、
腸になんらかの障害がある人のために、
腹壁に穴を開けて腸の一部を出して、そこから排便をするのです。
有名なところだと、俳優の渡哲也さんも人工肛門をつけています。
ちなみにこのような人工肛門や、人口膀胱をつけている人を
オストメイトと呼びます。
最近トイレなどでこの言葉を見かけることも多いはず。

腸の一部から直接便が出てくるので、
普通の便のように出すのを我慢することはできません。
さらにはおならのようなガスも出てきます。
つまり、そのままでは便が垂れ流しになってしまうので、
パウチと呼ばれる袋をお腹につけて、そこに便を溜めます。
んで溜まったら、トイレに行って排泄。
パウチはモノによりますが、大体3〜5日で交換。

人工肛門にも、いくつか種類があり、
小腸部分に作るのをイレオストミー。
大腸部分に作るのをコロオストミーといいます。
イレオストミーは小腸を通った段階で出してしまうので、
便が固まらず、半液体状態で出てきます。
また、大腸で水分が吸収されないので、脱水にもなりやすい。
コロオストミーの場合は、大腸で水分が吸収されるので、
普通の便に近いものが出てきます。

俺は大腸に潰瘍やら癒着やらろう孔があり、炎症が非常に強いので、
大腸を休める目的で人工肛門をつけております。
大腸に便が行かないようにしているので、
飛び出てる腸は、小腸の末端部分です。
場所としてはへその左下の当たり。
ちょうどベルトが来る位置なので、結構難儀。

こいつは手術で作られるのですが、
初めて見たときは非常に気持ち悪かった。
なんせ自分の腸を生で見ているのだから。
しかも手術直後は浮腫んでいて、結構大きい。
ほんと、泣きそうになりました。

そしてパウチの交換が結構面倒。
パウチは接着剤のようなもので肌にくっついているので、
交換のときはこれらが残らないようにきれいにしなければならない。
それにちゃんと清潔にしないと、便が肌にくっつくもんだから、
皮膚が荒れてしまう。
もちろん洗うときには自分の腸にも触れることにもなります。

想像してください。
自分で自分の腸を洗う姿を。
話だけなら軽いホラーですw

んでパウチの交換をサボっていると、肌が荒れるし、
さらにはパウチから便が漏れてきます。
寝ている間に便が溜まりすぎたときにも、便が漏れます。
慣れないうちは朝、気づいたときには便にまみれていることもありますw
そんな日は一日ブルーです。

だからと言って、悪いことばかりではないのです。
前にも書いたように、人工肛門をつけてから、
炎症が強い部分に悪影響が少なくなったため、
体調が非常にいいです。
食べられるものは非常に増えました。
急にトイレに駆け込むこともなくなりました。

また人工肛門をつけることによって、障害者手帳を取得できます。
それによって様々な恩恵を受けられます。
俺にとって一番大きかったのは、
就職において障害者枠を利用できるところか。
企業としては手帳を持った障害者を採用すれば、補助金が出る。
こっちとしても、病気があることを理解してもらいながら働ける。

ちょっと話はそれたけど、人工肛門とはまあこんな感じです。
俺は一応期限付きのオストメイトだけど、いつまでかは不明。
もしかしたら、数年はこのままにしておくかも。
だって調子いいんだもんw
posted by ホワイティ at 23:59| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 初めての人はこれを読んで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月29日

クローン@俺の体

まずは自分のことを少し知ってもらうために、
今となっては俺の生活と密接につながってしまった、
自分の病気について書こうと思う。

自分はクローン病という病気に罹っている。
知り合いには病名は言っているが、
どんなも病気なのか知っている人は少ないと思う。
自分も始めてこの病名を聞いたときはどんな病気なのか見当もつかなかった。

クローン病とは1932年にニューヨークの
クローン先生によって初めて報告された病気である。
そこからクローン病と名付けられた。
主として若い成人にみられ、
口腔に始まり肛門に至るまでの消化管のいかなる部位にも潰瘍ができ、
それに伴い腹痛や下痢、血便が生じる病気である。
自分は主に大腸(特にS状結腸と直腸)に潰瘍がある。
地域的には先進国に多く、北米やヨーロッパで高い発症率を示している。

この病気には現在のところその原因が分かっておらず、
根本的な治療法が見つかっていない。
そのため、薬によって症状を抑えることしか出来ない。
そしてこの病気は再燃(症状の増悪)と
緩解(症状の緩和)を繰り返していく。

この病気で最も苦痛なことは病気からくる痛みよりも、
食事などを制限されてしまうことだ。
この病気の原因のひとつに
食事に含まれているタンパク抗原が炎症をおこす引き金となり、
動物性脂肪が拍車をかけているという疑いがある。
それゆえ動物性タンパク(牛肉、豚肉、鶏肉など)は
腸を刺激しやすいので避けるほうが望ましい。
ほかにもアルコールや非水溶性の食物繊維、油なども
あまり取らないほうが良い。
そうなると現実生活において食べられるものがかなり限られてしまう。
特に20代の自分にはとてもつらい。
またタバコも炎症の悪化を促進してしまう。

症状が悪くなると、入院し絶食をしなければならない。
それは腸管を休ませるためである。
この間の栄養は首などの太い血管にカテーテルを挿入し、
点滴によって補給する。
飲み物も水かお茶、スポーツドリンクに限られる。
自分は今までに2度入院したが、どちらもとても苦痛であった。
テレビ番組などでおいしそうな料理をみるのが地獄だった…。

最近は緩解を維持しており、
ここを見た友人などは今のお前はこんなことしてていいのかと
突っ込みたくなるような生活をしている。
最近では週に2回以上飲みにも行っているし…。
はっきり言っていつ悪くなってもおかしくないと思う。
そんな綱渡りな状態でも、結構楽しんでいる。
それまでの食事などの締め付けもつらかったため、
逆にそれから少しでも解放されると、歯止めが利かなくなってしまう。

この病気になって以来、
楽しめるときに楽しんでおかなければという考え方になった。
将来の不安なども多々ある。
いつ悪くなるのか分からないといった不安もある。
そんな中で悩んでいても解決しないばかりか、
ストレスで余計に悪くなってしまいそうである。
だから何も考えず、とりあえず出来るだけ楽しく生活しよう思っている。
悪くなったら悪くなったでそのとき考えよう。

などとかいていたら結構長く書いてしまった。
まだ病気のことも書ききれてない。
まあこの続きはまた今度。
posted by ホワイティ at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 初めての人はこれを読んで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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